先週7日に英国EIU(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)が発表した調査によると、「中国の投資先として魅力的な国」のランキングのトップは米国で、2位がシンガポール、3位が香港となった。

これは、英国経済誌「エコノミスト」ののBtoB事業部門であるEIU(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)が毎年実施している調査レポートで、今回は67ヵ国をランキングしている。

総合ランキングの20位までと、それ以降のアジアの一覧は以下の通り。
(表はクリックで拡大。当社リサーチ事業部作成)

EIU

 

 

北京に本拠を置くシンクタンク「中国グローバル化研究センター」(Center for China & Globalization:略称CCG)のデータによると、昨年の中国の対外直接投資額は1,080億ドル(約12.3兆円)だった。
すでに今年の1月~9月の9ヶ月間で中国の対外直接投資額は873億6,000万ドル(約10兆円)に達しており、2014年全体では昨年を上回る1,200億ドル(約13.7兆円)に達すると見込まれている。

また、今回のEIUのレポートでは、3年後の2017年には中国の対外直接投資は2,640億米ドル(約30兆円)に達すると予測している。

 

中国の昨年度の対アメリカ直接投資額は約40億ドルに達しており、今回の魅力ランキングでトップの米国は実際に中国にとっての巨大直接投資先国となっている。

また、2位のシンガポールと3位の香港についてEIUのアナリストは、「世界巨大市場の米国と同様にこの2国はインフラが整っており、ビジネスリスクも小さくビジネスがしやすいこと。また、ビジネスフレンドリーな法規制や海外投資に対する柔軟さ、さらには、同国の華人文化が中国企業にとって親近感が高いこと」など、機能面だけでなく情緒面も含めた要素が中国企業・投資家の魅力を惹きつけていると述べている。

[執筆: CMSアジアリサーチ事業部]

 

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