このレポートは中国において環境保護企業の上場状況のまとめである。

2013年後半からA株市場に環境保護部門が立ち上がり、環境保護業界が注目を浴び始めると、次第に上場会社も投資家や分析家達の注目の対象となった。

そして2014年、IPO再開の際にはそれら各領域で急成長している環境保護企業も更に切実に上場を夢見るようになった。実際IPO再開後、20社以上の企業が続々と証券先物事務監察委員会の予備披露リストに登場しており、環境保護の新顔がますます圏内外の人々の想像と期待の対象となった。

2014年末までに、通年各部門で上場を実現した様々な種類の会社は100社余りで、その内3社の環境保護企業がIPO実現に成功している(3社=雪浪環境、国禎環境と高能環境)である。

2015年に入り環境保護企業は急成長し、次々と資本市場に現れ、再度人々を驚かせた。2015年6月までに、全部で7社の株が正式に公開され上場会社となった。これは昨年の年間レベルを遥かに超えている。

2014年に「環境保護企業IPO大追跡」という文章が発表され、IPO再開後の準上場環境保護企業を見本に、読者へ環境保護業界の発展状況と傾向を示した。現在1年を経て、洶湧たる全民資本の波の中、再び環境保護領域に注目し、この世界に既に或いは踏み込もうとしている企業について見ていきたい。

1. 環境保護企業のIPO状況
2015年6月までの環境保護企業のIPO状況を下記の図に示した。

図1 最新IPOおよび準IPO環境保護企業過程概況

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上記リスト内はトータルで17社。上記に挙げた上場成功7社を除き、9社は証券先物事務監察委員会で予備披露段階にあり、もう1社は最近予備披露更新を終え近々もうすぐ審査に入る見込みである。

2. 地域分布状況

図2 IPOおよび準IPO企業17社の地域分布状況

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地域上注意すべきなのは、上場環境保護企業は北京、江蘇などに集中しているが、まだ相当数の企業は、広西、河南、四川など環境保護業が密集していない省にある。
各地環境保護市場の全面発足により、環境保護産業は従来の1、2地域に密集するのではなく、徐々に全国的な戦略新興産業として広まりつつある。地域の分布上、そして企業の種類や規模から、この業界は益々成長していくと見られる。

3. 業務領域及びサービス種類

図3 企業業務領域及び顧客サービスの状況

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IPOおよび準IPO企業17社のメイン業務から見ると、約半数は水業界で、大気領域は4社、修復企業は1社となっている。このことからも、最初に発展し、業務が最も成熟している水業界は依然として環境保護産業の主体部門であることが読み取れる。

業種から見ると、製造業と運営業の数が多く、工事業の数が少ない。製造業で取り扱う環境保護商品の中には技術要素が高い設備や薬剤も多い。例えば清水源の薬剤や、三達膜の各種膜システムなどがある。数少ない工事業の中、修復領域の主導の企業である建工修復が注目されている。

顧客サービスから見ると、水務領域サービスは工業及び市政顧客の企業がそれぞれ4社ある。ただ既存部門においては、市政汚水処理企業は依然として主体地位を占めているが、「水十条」などの好政策の下、工業汚水処理業界の発展は既に建設期から成熟期へ向かっており、市政水処理業界よりも拡大がみられる。

[執筆: CMS中国リサーチ部]

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