快手科技2021年第2四半期の決算は前年同期比48.8%増 5月には越境ECに参入も

中国産業動向 越境EC

中国国内でショートビデオSNSアプリ「快手」や、ECサイト「快手電商(Kwaishop)」などを運営する快手科技(北京市)が2021年第2四半期(4~6月)決算を8月25日に発表した。

発表によると、売上高は191億3,900万元(約3,200億円)。前年同期比48.8%増の大幅増となった。
オンラインマーケティングや、電子商取引(EC)などが好調で、売り上げを押し上げた。

快手科技は2011年にGIF画像を作成・共有するためのモバイルアプリ「GIF快手」サービスをスタートして以降、短尺動画SNSアプリで事業を拡大。
快手はビデオの投稿、編集、ライブストリーミングサービス等を融合させたSNSとして、1日の平均DAU(デイリーアクティブユーザー)は平均2億9320万人にものぼっている。

2021年6月には快手のプラットフォームを活用した越境EC事業「快手進口店」をローンチ。
海外の業者は快手進口店にショップを開設することにより、中国のユーザーに自国の商品を販売できるようになった。

現在、快手進口店にショップを開設すると、中国へ輸出する際に税制優遇措置を受けられるほか、快手の動画配信主に自社商品を紹介してもらえるライブコマースサービスも活用ができる。

なお、ライバルである抖音(TikTok)は2021年1月に快手に先んじて越境EC事業を立ち上げており、1回目となるセールイベント「跨境开仓节(越境倉庫開設祭)」では1億元(約17億円)以上のセールスを記録。
順調なスタートを切っている。

中国国内で絶大なユーザー数を誇る快手が、ショート動画コミュニティをいかに越境EC事業に活用するか、動向に注目が集まりそうだ。