中国自動車需要の主要データ概観

中国は「自動車大国」になりつつある。2012年には、中国全土の自動車保有台数が1億台を突破。2013年には中国の個人消費者の自動車保有台数も1億台に達した。

華東地域がリード
中国の5つの地域(華北、東北、華東、華南、華中、西北、西南)のうち、華東地域の5省の自動車保有数がトップであり、3713.94万台。これは全国保有台数の29.12%である。第2位の華北(2068.11万台)と華中(2098.6万台)を大きく引き離す高い数値と言える。また、918.63万台しかないという西北地域の保有台数の少なさも対照的である。

各省の内訳では、民間用車の保有量トップ3は、山東省、広東省、河北省で、現在、この3省のみが1千万台を超えている。

また市の単位では、全国の31都市で民間用車の保有台数が100万台を超えている。このうち、北京、天津、成都、シンセン、上海、広州、蘇州、広州の8都市が200万台を超え、北京市はトップで500万台を超えている。

一般的には、自動車は使用年数が長いため製品買替のサイクルは長い。華東、華北などの「一線都市」市場の自動車販売状況は比較的飽和状態になりつつあるため、今後は「三四線都市」の潜在購買力が期待される。なお、「一線都市」と一部の「二線都市」では自動車購入を制限する政策を打ち出されており、市場の成長と制限政策の間の矛盾は更に顕在化するだろう。

西部地域はスタミナ力
2013年の自動車市場の成長速度については、東北三省の平均増加率はわずか8.9%で全国最下位。これに対し、西北、西南、華中、華南などの地域はいずれも15%以上の成長率だった。特に西北・西南等の地域は、20%以上の成長を記録している。ただし、これらの市場成長スピードが速い地域は、自動車保有台数の総量としてはまだ多くない、「身軽な快走」のようだ。

一方で、販売量も成長スピードも優秀な成績を収めているのは、やはり浙江省と江蘇省(華東地域)。両省とも、民間保有台数1000万台に近く、かつ17%前後の成長率をキープしている。今後、中国の自動車市場は、西北・西南地域の新興市場か、潜在購買力の高い華東地域が主力ターゲットになると予測される。

[執筆: CMS中国リサーチ部]
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