BASF社が上海に生産プラントを竣工、アジア現地生産体制を強化

上海の漕泾基地にグローバル大手化学会社BASF社(本社ドイツ)の中国で2番目の生産ラインとなる施設が完成した。新設された生産ラインではHDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)ベースのポリイソシアネートの生産を開始。BASF社は同基地にて2006年から脂肪族ポリイソシアネートの生産工場を稼働しており、今回は第2の生産プラントとなる。BASF社によると、当基地は脂肪族ポリイソシアネートの原材料の産地に近く、また同製品の大規模市場であるアジアに位置するため、この第2プラントでの生産開始によって製品供給の安全性と柔軟性をさらに高め、近年、増え続けている高性能樹脂の需要に対応していく。またこれによりアジア太平洋地域全体における市場の急速な変化に対応する体制も強固になる。

新しい生産ラインでは、主に同社製品のビウレットとポリイソシアネートを生産予定。これらはアジア太平洋地域市場の輸送車両用塗料(新車塗装・補修塗装・自動車部品塗料)、工業塗料、接着剤などの業界で使われる。

BASF社は、2020年までにアジア太平洋地域の市場で販売する同社製品の約75%を現地生産へシフトすることを目指しており、この目標に向けて2013年から2020年までの間に同社提携先などの配備に約100億ユーロを投資し、アジアでの現地生産能力を一挙に強化することを計画している。

[執筆: CMS中国リサーチ部]
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